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Palmeso Times
<本号の話題>
◆思いつくままに:花火への思い
◆少し役に立つこと:スラリー粒子は常に動かす
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コラム: 思いつくままに
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<花火への思い>
長岡の夏と言えば花火!!
今年も8月2、3日と長岡花火が夜空を彩ります。
私にとっての花火は「人生の節目に思いをのせて打ち上げるもの」でしょうか。
地元の夏祭りで花火が打ち上がることは以前のコラムでお話しました。
○過去記事: https://palmeso.co.jp/backnumber/archives/58
私は結婚記念として両親から花火を打ち上げてもらい、
両親の還暦、祖父母の米寿の祝いとして自ら花火を打ち上げました。
この日の夜は様々な思いをのせた花火が夜空を彩ります。
その花火を見る人も様々で、酒を飲みながら盛り上がっている人
しみじみと眺めている人、はしゃぎ回る子どもたち
花火が打ち上がると皆が夜空を見上げ各々の思いで花火を見る
若いころはキレイとかスゴイとかしか思っていなかったのに
いつから物思いにふけるようになってしまったのか、
年を重ねると花火の見方も変わっていくのだなと。
花火にはいろいろな思いや意味が込められています。
長岡花火の風物詩となった超ワイド花火「フェニックス」には
中越地震の復興祈願が込められています。
当時、私自身も中越地震を経験し、
初めてフェニックスが打ち上がるのを信濃川の河川敷で見ていました。
若いながらその迫力と美しさに感動したことを覚えていますが
今のアラフォーの自分が見ていたら、また違う思いを感じていただろうと。
今年の長岡花火も家の裏から家族と一緒に見るつもりです。
我が家の花ちゃん(ネコ)は今年も花火に興味がないと思いきや
真剣な表情で網戸から花火を見ている!?・・・と思いきや
網戸の虫を真剣に目で追いかけているだけ・・・となりそうだなあ。
ネコはどんな思いで花火を見ているかが気になる暑い夏の今日この頃です。
>>キャットファーザー 監物
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コラム:少し役に立つこと
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<スラリー粒子は常に動かす>
MSE試験装置でサンプルのエロージョンに使用するスラリーには、
超微粒子の研磨粒子が入っています。
超微粒子であっても重力の影響によりスラリー中の粒子は常に
沈降する力を受けており、スラリーを静置すると上澄み液
(純水と分散剤)と沈殿(粒子)に分離してしまいます。
高比重且つ極端に大きな粒子(粒径15μm程度)だと、
静置後、数十秒でスラリーの分離が確認できます。
MSE試験の安定性及びMSE試験装置の安定稼働には、
スラリー全体に粒子が均一に拡散し濃度が一様となることが重要です。
その為にはスラリー粒子の沈降を防ぐ必要があります。
MSE試験装置のスラリー回路は常にスラリーを循環させ流れを作り、
粒子を常に動かすことで沈降が起き難い仕組みとしています。
その他に粒子沈降を防ぐ為の注意点はスラリ―作成時にあります。
スラリーを作製してから装置にセットするまでの間はオペレーターの手で
ポット*内のスラリーを良く攪拌することが肝要です。
*ポット
:スラリーポット。スラリーを装置へセットし、供給・回収する為の容器。
常にスラリー粒子を動かすことが良い試験結果に繋がります。
ちなみに、スラリーの粒子沈降はエロージョン率の変化として反映されるため、
校正材料(均質材)へのエロージョン投射で確認することができます。
わざと粒子沈降させると、その中々の敏感さを実感できます。
スラリー粒子の沈降の話でした。
○MSE試験 技術解説
https://palmeso.co.jp/mse/technical
>>人生の迷い人 藤井