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Palmeso Times
困りごと№2
「コーティング評価のエンピツ硬さ試験は、膜自体の評価としては満足していない」
「下地の影響を受けているよな、数値化と繰り返し性も・・・」
こんなお悩みのために、MSE試験とエンピツ硬さ試験を比較してみました。
使用したサンプルは、2種類の樹脂基材(PMMA・PC)に同じ材料のハードコートを塗布したものです。
基材PCは膜厚違いの3種類を比較しました。
サンプル | 膜厚μm | 基材 | 基材違いの比較 | 膜厚違いの比較 |
---|---|---|---|---|
A | 11 | PMMA | 〇 | ― |
B | 11 | PC | 〇 | 〇 |
C | 9 | PC | ― | 〇 |
D | 6 | PC | ― | 〇 |
基材違いの同じ膜質、同じ膜厚の結果 … サンプルA (PMMA)・B (PC)
基材単体のエンピツ硬さは、PMMAが3HでPCが2Bです。
PCよりPMMA基材が硬いことが影響していて、同じハードコート材料の同じ11μm膜厚ですが、エンピツ硬さの結果は大きく違います。
MSEのエロージョン率は、基材PMMAの膜が0.385μm/g、基材PCの膜が0.389μm/gと等しく、基材に影響されずに膜自体を測れています。
膜厚違いの同じ基材上の同じ膜質の結果…サンプルB (11μm)・C (9μm)・D (6μm)
同じハードコート材料ですが、膜厚が6μmから9μmに厚くなるとエンピツ硬さの結果は大きく違っています。
MSEのエロージョン率は、膜厚6μmが0.380μm/g、膜厚9μmが0.364μm/g、膜厚11μmが0.389μm/gと等しく、膜厚に影響されずに測れています。
【エロージョン率グラフ】
従来のエンピツ硬さ試験などにプラスして、MSEの精密な機械特性の可視化がお役に立てればと思います。
①基材(下地)に影響されずに膜の強さを測りたい。
②膜厚に影響されずに膜の強さを測りたい。
③表面から深さ方向に連続した強さ分布を測りたい。
多層各層・処方違い・配合違い・反応領域強さ・密着情報・・・
弊社ホームページを是非ご覧ください。
1.他の試験法との違いはこちら
http://www.palmeso.co.jp/compare.html
2.MSEのメカニズムはこちら
http://www.palmeso.co.jp/aboutMechanism.html
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