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Palmeso Times
<本号の話題>
◆思いつくままに:けなげな姿は人を引き付けるものですねェ~
◆少し役に立つこと:問題点…粘着力を測ることは可能か
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コラム: 思いつくままに
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<けなげな姿は人を引き付けるものですねェ~>
私はバイクが好きで応援しているレーサーがいます。
今14歳の女の子のひなちゃんです。
11歳小学4年生からの活動がYouTubeでみられます。
始めはお母さんと二人で小さいサーキットにかよって、
大人たちに交じってコースをくるくるずーっと休まず、
転んでも楽しそうに走っている姿はただ見ているだけでジーンときます。
そんな姿を見て周りの大人たちが声をかけて応援していました。
その中に元A級選手がいて気になりはじめ徐々にかかわるようになり、
ひなちゃんはどんどん上手になって小さいレースでは優勝するようになりました。
そんな中、元A級選手が知り合いの現役A級選手(ST600)を
本人のためにもコーチ兼メカニックの経験をしてみないかと誘い、
監督は元A級選手、コーチ兼メカニックは現役A級選手という
ひなちゃんをサポートする豪華チームが昨年秋にできました。
そして、今年は公式戦CBR250R Dream Cup 筑波ロードレース選手権に
出場することになりました。
そして迎えた今年初戦&デビュー戦は感動感激でした。
スタートして第一コーナーにトップ(ホールショット)で入ったのはひなちゃん。
自分で自分に感激してゾクゾクドキドキしてたと思います。
そのあと一人に抜かれますが、後ろについて離されず周回を重ねます。
すごい、2位になりそう、がんばれと・・・。
周回を重ね、そしてそして最終ラップの最終コーナー手前の直線で
鳥肌が立つ光景をみることになります。
もしよかったら、YouTube「炎のしんたろう」で検索して観てください。
世界で活躍する日を楽しみに応援をしていきたいと思います。
ちなみに、長岡は雪国ですがレース場が近くにあります。
日本海間瀬サーキットではCBR250R Dream Cup 間瀬シリーズが
行われていますし、オフロードでは川西モトクロス場があります。
レース場の近くには温泉もありますから、
レース観戦とセットで楽しむのも良いですよね。
>>パルメソの炭治郎 石附尚
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コラム:少し役に立つこと
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<問題点…粘着力を測ることは可能か>
最近、MSE試験で接着界面の強度が測れないかとの問い合わせが多くあります。
接着といっても多くの種類があり、またその膜厚も様々です。
以下MSE試験と接着界面に関して少し整理してみます。
改めて、物と物を接合する方法は機械的結合、固相接合、化学的接合に大別されます。
今回は化学的接合(一般的には接着と言われている)に焦点を絞ります。
接着は接着剤を使いますが接着剤が機能する形態に固相タイプと粘着タイプがあります。
固相接着の場合は接着層の強度と接着層表面と相手材表面の接合強度に分けられます。
MSE試験では接着層自体は厚さの限度と強さの大きさ問題がありますがそれなりに測ることはできます。
問題は接着層表面と相手材表面の接合強度の特定で正に厚みがない所の強度になります。
この界面は一般的にはイオン結合、水素結合、ファンデルワールス力とされていて、
結合のイメージは磁力で接合しているように、MSE試験では難しい領域になります。
まさに剥離試験が出番の接合形態になります。
このような状態でも、MSE試験では、
この界面がそれなりに強い場合は厚みのある接着層の強度と一体で比較評価でき、
この界面が弱い場合は剥離する現象が起き試験がここで中断することになります。
粘着接着の場合は粘弾性が強くMSE試験時の粒子投射で粘着部が
流体移動を起こし異常値が出てしまうか、
弱ければ剥離が発生してしまい試験が出来なくなります。
MSE試験では粘着タイプの接着層の強度試験は現在のところお手上げ状態にあります。
それ以外ですと塗装など得意な試験はたくさんあります。
HPに事例があるのでぜひご覧になってください。
https://palmeso.co.jp/mse/case/
>>とりあえず親方 松原亨