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Palmeso Times
<本号の話題>
◆思いつくままに:飴の銭(ぜん)より笹の銭(ぜん)
◆少し役に立つこと:材料の「強さ」って?
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コラム: 思いつくままに
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<飴の銭(ぜん)より笹の銭(ぜん)>
「飴の銭(ぜん)より笹の銭(ぜん)」という諺を知っていますか?
「ぜん」は越後の方言?標準語だと「ぜに」かもしれません。
私は知りませんでした。
昼礼時に弊社・松原代表が何かの話の拍子にこの諺を持ち出された
ことがあり、そこで初めて存在を知りました。
由来は、新潟・上越の名物である笹飴が本体の飴よりもそれを包む笹の葉の
価格の方が高いということから来ており、新潟限定のローカル諺の様です。
県外出身者の私は由来の笹飴からして知りませんでした。
諺の意味は……(ネット調べ、ソース少ない……)
まず出てきたのは「本末転倒」。
これはそのまんま、品物より送料の方が高いとかそういう状況で
使用する等の例えがよく示されていました。
もう一つは深くその意を読み込んだ説が、柏崎のトクマ時計店店主様の
web日記(のようなもの)に記されていたので引用(順序のみ編集)。
“笹飴は約400年間も越後銘産として親しまれ永続してきた実績がある。
飴を笹で包むという付加価値を付けることにより
価値観を増大させながら購買意欲を高め、それが一過性のものではなく
人々の購買力を飽きさせることなく永続させた。
つまり『飴のぜんより笹のぜん』の意味は
「逆転の発想をして成功させる」ということではないだろうか。”
本意については、リアル使用世代でないとわからないかと思います。
頼みのグーグル検索もネット不親和世代限定・口伝・ローカル等の複数の
要因が重なりネット上に落ちている関連テキストの絶対量が少なくなると、
情報を得るのが途端に困難になる様です。
なので、博識な上の世代の方々のお話を
ネットに沢山テキストを上げるような取組みがあると文化的社会的情報の
継承(所謂ミーム?)に役立つのかなと思いますので、筆まめな方は是非。
>>知識風化を憂う 藤井
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コラム:少し役に立つこと
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<材料の「強さ」って?>
MSE試験で“材料の「強さ」を測る”とありますが、
何の「強さ」ですか?との質問をよく耳にします。
「強さ」でWeb検索すると、心やメンタルの強さ、
竜巻の強さなどがあり、
意味としては、
「物理的に、あるいは心理的に、抵抗力があり外圧に動じにくいさま。
あるいは、勝負に勝つすぐれた技量。」
とありました。
また、言葉を変えて「強度」で検索した結果だと、
材料のワードが加わり
「材料の強度あるいは強さとは、その材料が持つ、変形や破壊に対する
抵抗力を指す」とあり、
「材料の変形挙動」の種類によって強度を表す指標は様々であり、
材料強度学の本などが取り扱う主な内容として
・静的強度(引張強度、圧縮強度、延性破壊、脆性破壊)
・動的強度(衝撃靭性)
・疲労強度(高サイクル疲労、低サイクル疲労)
・環境強度(応力腐食割れ、水素ぜい化、腐食疲労)
・高温強度(クリープ、高温疲労、熱疲労)
・低温強度(低温脆性) となっていました。
このように「強さ」という言葉一つとってみても、
いろいろな情報が得られることがわかります。
MSE試験では、微粒子スラリーで材料をエロージョンさせて評価をします。
では、MSE試験で示す「強さ」とはエロージョン強さなのかというと
確かにそうなってしまうのですが・・・。
Web検索にて検索条件を変更することで、
さまざまな情報が得られるのと同じく、MSE試験でも、
評価条件(粒子種類や形状、エロージョン速度など)を変えてみることで、
材料のさまざまな情報を得ることができます。
また、取得したMSE試験データと評価した材料データを基に、
議論を重ねながら読み解いていくことで、
いろいろな「強さ」情報として、新たな発見にもつながったりしています。
(今まで見えなかったものが見えてくる。
材料のこういった性質を示しているのでは。
想定していた結果と違うけどなぜ?などなど)
なので、MSE試験での「強さ」は一言では言い表せないかと・・・。
多種多様なMSE試験の評価事例はHP内にアップしていますので、
ぜひ覗いてみてください。新しい発見のお役に立てれば幸いです。
MSE試験 事例閲覧
https://palmeso.co.jp/mse/case/
>>ダナゾ 佐藤