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Palmeso Times
◆思いつくままに:コロナ禍のガラクタ整理
◆少し役に立つこと:樹脂フィルムの強さ分析
このコロナ禍で、休日に家に居ることが多く、今まで出来なかった(やる気のなかった)、
段ボールに入ったガラクタの整理を進めています。
ある箱を開けると、40年以上前にやっていたアマチュア無線の無線機
(IC-202:井上電機製作所製、現在のアイコム株式会社)が出てきました。
もう何十年も通電してなかったのですが、あわよくば正常に動作し、
交信を聞くことできるか確認したくなり、急いで単二電池のまとめ買いに走りました。
+-を間違わないよう9本を装填し、電源スイッチをオン。
しかし、シグナルメータの照明が一瞬、点灯したっきり、うんともすんとも…
残念ながら、交信を聞くことは出来ませんでしたが、懐かしい思い出が蘇ってきました。
無線を始めた中学生当時、電話級アマチュア無線(現在の4級)の試験を受ける為、
長岡駅から急行野沢(飯山線経由)で長野駅まで、初めて県外への一人旅をしたこと。
無線機を小遣いで買うことなどは出来ず、就職した兄が買ってくれたこと。
初めて、”ハローCQ,CQ,CQ こちらはJH0(ゼロ)xxx“と
緊張しながらコールサインを言って交信をしたことなどなど。
最近は、アマチュア無線の専門誌を買ったり、ハムショップに行って、お店の人に無線機の相談をしたり、
新たに3級アマチュア無線の資格をとったりして、再開局の準備を進め始めました。
まだ、新しい無線機は決めかねていますが、無線局のコールサインは、
40年以上前に割り当てられた“JH0xxx“の再使用での申請を考えています。
そしてアンテナは、夢は自立型のタワーと八木アンテナなのですが
現実は、家の屋根脇にダイポールアンテナの取付になりそうです。
県外への旅行や知人との再会もままならない中、アマチュア無線で、3密も関係なく、
多くの方々と土地土地の話や趣味の話などが出来たらと思っています。
また、このメルマガを読んでいただいている皆様の中でも、
アマチュア無線をやられている方ともいつかどこかの周波数でお会いできることを願って、それでは。
>>なぎら健壱似の中澤
樹脂フィルムは薄くて弱くて力を加えると伸びてしまう性質があり引張試験や曲げ試験では測れず
硬さやスクラッチ試験では薄すぎて測るに問題があるなど強さを測るには問題がある材料です。
まして表面コートなど多層化されたものは何を測っているかがよくわからないとの声も聞きます。
鉛筆試験やインデンテーション試験がそれなりの実績をもって
使われていますがやはり課題があるとの認識をもお聞きしています。
原点に戻ってフィルムの強さでは何を測りたいのでしょうか。
全体に通ずる強さはやはり引張でしょうか、農業や食品に使われる現場では扱いやすさなどにも通じます。
次に切り裂き性が思いつき、レジ袋などそれなりに角のある内容物に対して耐久を要求されます。
表面の硬さや耐傷つき性も重要な指標になりそうです。
多層膜になるとそれぞれの層の強さやその接合界面の強さが気になります。
また環境劣化による強度低下様相などもやはり重要な指標と考えられます。
しかし、やはり薄いことと伸びる(変形する)性格が従来の強さ試験法の適合を邪魔しているといえますね。
MSE試験法では微粒子の衝突摩耗を使って超精密な強さを測ることができます。
専門的には微粒子が持っている超微小なエネルギーの単位で
精密に摩耗させることで成り立っている技術を使っています。
薄いフィルムを試験治具の平面に両面テープで軽く固定するだけで
試験ができ表面から内部まで連続した強さの分布が取れます。
多層膜は各層の強さを、界面部の強さは弱いピーク状に、
劣化の場合は表面が弱く内部に行くほどに劣化前の強さに戻るなどの
情報が得られます。この時深さの分解能はおよそ20ナノメートルまたはそれ以下が可能になります。
同じ取得データですが投射粒子を変えることで脆さを基準とした試験が可能にもなります。
プロセス違いの試料を比較することで強さの傾向もわかるようになります。
試験データは精密すぎて何の強さを示しているかを理解するまで時間がかかることもあります。
もしも、これまでの現場感覚や知見情報をお持ちでしたら併せて考察し、評価のアドバイスをさせていただきます。
詳細は下記リンクへ・・・
樹脂・フィルムの強さ評価
https://palmeso.co.jp/mse/caseresin/
>>とりあえず親方 松原亨
最後までお読みいただき、ありがとうございました。