メールマガジン

Palmeso Times

Vol.111 ボケ防止にラズベリーパイ/MSE試験装置の排気フィルターメンテナンス

<本号の話題>
◆思いつくままに:ボケ防止にラズベリーパイ
◆少し役に立つこと:MSE試験装置の排気フィルターメンテナンス
  
====================================
 コラム: 思いつくままに
====================================
<ボケ防止にラズベリーパイ>

Arduino(アルドゥイーノ、アルデュイーノ)や
Raspberry Pi(ラズベリーパイ)という電子デバイスをご存じでしょうか。
マイコンボードと呼ばれるもので、各種センサーやモニター、
モーター、LED等の電子部品等を接続し、
それらを制御・コントロールするプログラムを入れることで
電子機器を簡単に(個人差有り)作ることができるものです。
電気やプログラミングの深い知識を持っていない初心者でも
電子工作で様々なプロジェクトを実現できるものを目指し、
それぞれ約20年と約13年前に誕生しました。

興味はあったものの、手を出すことなく月日は流れたのですが、
最近になって、息子(社会人)が3DプリンターやAIと組み合わせて
いろいろ工作をしていたり、娘(大学生)や妻がラズベリーパイを
学業や仕事で使っていたりとにわかに実物に(眼だけ)触れる機会が
現在進行形で増えました。
近づかないようにしていたのですが、
最新ではありませんが初心者向けの本をもらったので
入門キットでも遊んでみるかと思い、
記載当時の推奨品(古いバージョンのもの)をフリマアプリや
オークションで探していたところ、今度は学研の電子ブロック
という子供の時に欲しかったおもちゃを発見しました。
ブロックの中に電子部品が収まっており、ブロックを並べ替える
ことで様々な電子回路を再現できるものです。
約50年前!の初代も売っていましたが、復刻版という現在に合わせて
改修された(らしい)ものが1000円(送別)だったので、
つい、購入してしまいました。

早速回路図を見ながらブロックを並べ、
単三電池がないなどお約束の困難を乗り越え、電源ON。
起動確認がラジオだったのですが雑音が入るのみで、
チューニングがうまくいきません。
「あっ!自分の住まいは盆地だからAMラジオ入らないんだった。」
(NHKも入りません)
後日、通勤ついでに長岡で試したところ無事ラジオが入りました。
スピーカーから音声が出てきたときは「おおっ」と、
久しぶりに感動というものを味わいました。

>>海好きのヨシダ

====================================
 コラム:少し役に立つこと
====================================
<MSE試験装置の排気フィルターメンテナンス>

今回は、MSE試験装置の日々のメンテナンスについて、
少し詳しくお話したいと思います。

弊社のMSE試験は、試料を「削る」→「洗う」→「測る」を
繰り返すことによって材料の強さの分布を取得しております。

この「削る」ですが、微粒子を使ったスラリーを試料に
投射することによって実現しています。
試料に投射されたスラリーの大半は、循環経路へ戻されますが、
微量の微粒子はミスト化したスラリーと共にスラリー投射部から
排気フィルターユニットへ送られ捕集されます。

微粒子を装置外へ排出させないために
この排気フィルターは重要な要素となっており、
定期的なメンテナンスが必要となります。

メンテナンスを怠った場合のトラブル事例をご紹介すると
① 排気ユニットは密閉された投射部内の調圧機構も担っており、
 排気フィルターが詰まったことにより投射部内の圧力が上昇し、
 投射部のシール部よりスラリーが漏れ出すトラブルとなる。
② 排気ユニットは、スラリーの循環経路内の加圧圧力の
 リリース機構も担っており、排気フィルターが詰まったことにより、
 スラリー循環経路内に圧力が残存し、投射部より捕集される
 スラリーが回収できず、排気経路へスラリーが漏れ出すトラブルとなる。

この二つはどちらも排気フィルターの詰まりが原因で発生した事例です。
場合によっては、他のユニットの破損に繋がる可能性もございます。
排気フィルターは、定期点検、定期交換部品となっておりますので、
「アリの穴から堤も崩れる」とならないように、
MSE試験装置を導入いただいたお客様は改めてご確認頂けたら幸いです。

○MSE試験装置解説
 https://click.acs-l.jp/anly?acq=89xz48mz8jz46z1zzzz0

>>元カフェレーサー 小林

メルマガバックナンバーに戻る


Page
Top