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Palmeso Times

Vol.107 みんなが知っているあの看板/MSE試験における精密とは何か?

<本号の話題>
◆思いつくままに:みんなが知っているあの看板
◆少し役に立つこと:MSE試験における精密とは何か?
  
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 コラム: 思いつくままに
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<みんなが知っているあの看板>

みなさんの住んでいるエリアに「ご当地看板」はありますか?
長岡市にはみんなが知っている有名な看板があります。
最近はその看板デザインがパッケージにプリントされた
クッキーなどがお土産用に長岡駅や地元のスーパーで
売られているくらい人気なんです。
 
その看板とは長岡駅から西へ3キロ、信濃川にかかる長生橋を渡って
すぐのところにあるペットショップ「松田ペット」の看板です。
看板のデザインは、緑、赤、青の原色の背景に手描きのリアル描写で
ビーグル、チワワ、ヨークシャテリアの顔を一匹ずつ配置した
ちょっと(かなり)目を引くデザインです。

長岡市民なら誰でも知っている理由は、
30年以上ほぼ同じデザインで制作されていること、
貼られている場所がお店から半径10キロと広範囲で数が多いことです。

看板制作は小千谷市にある「近藤看板店」の近藤さんの手描きで、
なんと看板設置当初から昨年まで現役で制作していたそうです。
残念ながら今年1月に近藤さんの引退が発表されましたが
後継者の方が決まり、今後も近藤さんの作風を受け継ぎながら
手描き看板を制作される予定だそうです。

看板設置は松田ペットの松田社長が自ら行っていて、
古いものを新しいものに掛け替える作業もご自身でしているそう。

私が今住んでいるところの近くにも松田ペットの看板はありますが、
パルメソの近くにはなくて残念です。
長岡にお越しの際はぜひ「松田ペットの看板」を見つけてみてください。
そしてお土産は松田ペットのクッキーや豆菓子をどうぞ。
(人間用です。ペットにはあげないでくださいね。)

>>Mrs.イエローラベル

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 コラム:少し役に立つこと
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<MSE試験における精密とは何か?>

MSE試験とは
「材料表面から内部までの精密な機械的特性を計測」(弊社HPより)
 https://click.acs-l.jp/anly?acq=89xz48mz7vz2sz3zzzz7
を可能にした試験方法です。
この中で「精密」という言葉はMSE試験で重要な意味を持ちます。

一般的な「精密」の意味を調べてみると、
1.極めて細かい点にまで注意が行き届いていること。
 また、そのさま。「精密な測定」「精密検査」
2.細部にいたるまで正確な寸法で作られていること。
 また、そのさま。「精密な機器」
 (デジタル大辞泉より引用)
とあります。より細かく、より正確なほど精密であると言えます。

MSE試験では材料の耐摩耗特性を機械的特性(強度)としています。
精密な機械的特性を計測するために
「精密な材料摩耗」と「精密な形状計測」を採用しています。
その場合の「精密」とは正確さ、精度、分解能が良いことだと言えます。
まず、正確さとは真値にどれだけ近い値かを示す尺度です。
MSE試験では標準の摩耗校正材料にて試験校正値が定められており、
試験前に試験装置の校正を行うことで、正確さを保証しています。

次に、精度とは繰り返し計測のバラつき度合いを示す尺度で再現性とも言います。
弊社ノウハウによるスラリーコントロール技術により、
材料摩耗の精度を標準的な条件では数%で保証しています。
もちろん形状計測も材料摩耗に見合う精度を保証しています。

最後に、分解能とは値の細かさを示す尺度です。
試験対象の材料にもよりますが、高分解能の試験条件に設定することで
数nmの分解能で材料摩耗と形状計測を実現可能です。

ここで、MSE試験で最も重要なことは、精密な試験により
数多ある材料の機械的特性を精密な断面強度分布として
可視化、数値化することにあります!
これまでマクロな材料特性でしか見えていなかったことが、
MSE試験により精密な機械的特性の断面分布を新たに発見できることでしょう。

ぜひ一度MSE試験を体験し、精密な材料特性をご覧ください。

○MSE事例閲覧
 https://click.acs-l.jp/anly?acq=89xz48mz7vz2uz2zzzz0

>>キャットファーザー 監物

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