TOPメールマガジン Vol.081 3学期制と2学期制/スラリー粒子の凝集対策

Vol.081 3学期制と2学期制/スラリー粒子の凝集対策

DATE:2023.04.12
Category:メールマガジン

<本号の話題>
◆思いつくままに:3学期制と2学期制
◆少し役に立つこと:スラリー粒子の凝集対策
  
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 コラム: 思いつくままに
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<3学期制と2学期制>
 
4月です・・桜です・・お花見です・・ビールです!
失礼しました。
 
4月といえば、新学期ですね。
学生だったころは、クラス替え、席替えに心躍らせていたものです。
皆さんが学生だった頃は、
2学期制でしたでしょうか?3学期制でしたでしょうか?
私は小中高と3学期制でした。そのため、大学に入学し2学期制を
体験した際は、とても違和感があったことを覚えています。
 
2学期制について少し調べてみました。
全国で2学期制を導入している小中学校は、ともに20%程度のようです。
2学期制を導入した背景としては、2002年に完全週5日制授業と
なったことがあり、諸説ありますが最大の目的は授業時間の確保のようです。
2学期制にはいろいろなメリット、デメリットがあるようで、
導入している小中学校が約20%に留まっているのは、
そんなところからきているのではないでしょうか。
 
弊社があります長岡市は、過去、小学校、中学校数校の試験期間を経て
2006年に市内全小中学校が2学期制の導入となりました。
そのため、長男が小学校に入学する際はすでに2学期制。
こんなことを言うと怒られてしまいますが、
学校教育にあまり関心のなかった私は、秋口に家族から秋休みの説明を受け、
長男が通う小学校が2学期制であることを初めて知り、
「変な小学校だな」と思っていたら、
なんと市内全小学校が2学期制であったことにびっくりしました。
当然2学期制のため、通知表は年に2回の配布です。
 
さらに中学校では、2学期制とはいえ流石に年間テスト回数は
中間テスト3回、期末テスト3回の計6回あるのだろうと思いきや・・・・。
中間テスト2回、期末テスト2回、学年まとめテストが1回だそうです。
2学期制なので当然ですかね。
テストの度にほぼ一夜漬けで、いつも妻にガミガミ言われる長男も、
3学期制なら勉強回数が1晩でも増えるのにと、思う今日この頃です。
(自分も頑張って勉強した口ではありませんが)
 
>>元カフェレーサー 小林
 
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 コラム:少し役に立つこと
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<スラリー粒子の凝集対策>
 
MSE試験装置でエロージョンに使用するスラリーには、
研磨粒子が入っています。
粒子・スラリーを扱っていると、粒子の分散・凝集という現象を
意識せざるを得ず、MSE試験・装置にとっても重要です。
凝集の傾向としては、粒径が大きい粒子ほど凝集し難く、
粒径が小さい粒子ほど凝集し易い傾向にあります。
粒径が小さい粒子は分子間力や表面張力などの影響を受けやすい為といわれています。
但し、材質、形状によりこれが覆ることもあります。
 
パルメソでは、粒径1μm以下の粒子の需要が多く、
粒子の分散・凝集の状態には注意を払っています。
 
スラリー粒子の凝集が起きると、
・スラリーのエロージョン力変化による試験結果への悪影響
・装置スラリー回路への詰まりや残留による装置運転への悪影響
が起きる可能性があります。
 
パルメソではこのような事態を防ぐ為に、スラリーに分散剤を添加しています。
試験用粒子を購入されたことがある方はボトルをご覧頂くと、
白い粒子の中に褐色の粒が混ざっているのが確認できるかと思いますが、
それが分散剤です。
他、装置には試験前にスラリーの分散度を向上する目的で
分散運転をプログラムしてあります。
また、分散度が得にくい粒子は試験装置投入前にホモジナイザー等にて
事前分散処理をお願いしているものもあります。
安心できるMSE試験の為に、粒子毎に分散状態を検証し、
より分散度の向上したレシピを作り提供しています。
スラリー粒子の凝集の話でした。
 
○MSE試験 技術解説
https://palmeso.co.jp/mse/td/
 
>>人生の迷い人 藤井