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Vol.010 一面淡い緑の炎に/失敗を発見につなげる研磨

DATE:2020.07.15
Category:メールマガジン

本号の話題

◆思いつくままに:一面淡い緑の炎に囲まれて
◆少し役に立つこと:失敗を発見につなげる研磨

思いつくままに:一面淡い緑の炎に囲まれて

長岡は中心部からほんの少し走っただけで回りは田んぼです。まさに新潟平野の田園風景。

5月に植えた苗がすくすく育ち30cmにもなりあたり一面「緑」
単純な緑でなく燃え立つような淡い緑の炎に囲まれているようです。
風が吹いたらまるで「風の谷のナウシカ」
黄金色と淡い緑の違いがありますが葉の裏側が白っぽく、風の通りを波のように映し出します。
見渡す限りがなびきの連続・・・いやされる~
田舎の醍醐味です。
田んぼの中の道が私の通勤路・・毎日がその姿を変えて楽しみでもあります。

田んぼは1年の間に10回以上の姿を変えることわかっていました?

冬 …一面の銀世界一色
春早く…雪が消えて少し黒っぽい土色一色
春次…一斉に耕された鮮やかな土色が瞬く間に水が張られ一面湖に早変わり
春中…田植え・・小さな苗がぽつぽつとごま塩のように水面(みなも)からわずかに顔を出し何とも不安
・・伸びろ伸びろ
梅雨…すでに30cm・・淡い緑の絶頂期

遠くの山々・・丘が正しい・・がやおら夏用の濃い緑に衣替え・・コントラストがくっきりと・・また絶景

わが町の自慢の田んぼ、
この後 夏、秋とまたまた色替えを繰り返しますがそれはまたその時に・・徒然なるままに・・

農家の方々のおかげでいやされるな~
ありがとうございます。

>>とりあえず親方 松原亨 でした。

少し役に立つこと:失敗を発見につなげる研磨

昨年展示会でPERET(ピーレット)をお披露目展示してから、
今日までたくさんのお問い合わせやサンプル研磨をさせて頂き、
じわじわと装置の納品をさせてもらっています。
たくさんの方々に興味を持って頂いていることを実感できて嬉しい限りです。
材料の種類にしても観察目的にしても初めて見聞きする内容が多く
「こんなに沢山困っていることがあるんだ!」という気付かされる日々です。

初めて研磨する材料には大なり小なりトライ&エラーが付きモノで、
私も失敗をすることがありますが・・・
失敗の後には工夫を生み出し、新しい発見があるものです!

PERETは微粒子を水とエアと一緒にスラリーの状態でワークに投射し、すり鉢状の投射痕を作ります。
技術メカニズムなどは
https://palmeso.co.jp/peret/
↑こちらに詳しく・・・(ご覧ください)

以下は、装置導入のための特殊な研磨実験を依頼された時のことです。
樹脂を深さ300μmまで研磨しての観察が希望でした。
通常条件では300μm研磨するのに何時間もかかった上に研磨倍率が小さくなってしまい、失敗。

深さ300μmもの研磨は通常の投射では低角度研磨が難しかったため、
ワークの取り付けを水平でなく角度治具を使用し角度を付けました。
角度を付けた分、粒子の研磨力が低下すると予測し粒子サイズを大きく変更。

結果として、加工時間を短縮した上に、低角度のまま深く研磨することができました。
加えて研磨面の広さが広くなりました。

お客様に分析頂いた結果でも、表面粗さもコンマμm台で抑えることができ、
満足な表面との連絡を頂け、一安心。

今回のことで技術の知見を増やすことが出来ました。
失敗することは面白い 失敗は新しい知恵のもと

今お困りの研磨
・薄くてわかりにくい
・職人さんしか加工できずに困っている
・変質しない加工をしたい
・複合材料を同時に加工したい  などなど、ご相談ください。

PERETのお問い合わせや分析前処理方法のご相談は
https://palmeso.co.jp/peret/contact/
↑気軽にどうぞ

>>ローディー丸山

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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