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Vol.011 おにぎりとMSE/基材金属と塗装の密着度合いの可視化

DATE:2020.07.22
Category:メールマガジン

本号の話題

◆思いつくままに:おにぎりとMSE
◆少し役に立つこと:基材金属と塗装の密着度合いの可視化

思いつくままに:おにぎりとMSE

パルメソは新潟県の長岡市に社を構えており、新潟といえばお米を思い浮かべる方が多いかと思います。
日本人にとってお米は主食で色々な食べ方がありますが、その中でもポピュラー且つ昔から親しまれている食べ方といえば「おにぎり」。

パルメソの近くにも(車で5分程)おにぎり屋さんがあり、私もお昼時に利用しています。
お店の名前は「匠のおむすび あーちゃん」。実に素朴で親しみやすい名前ですね。

長岡の農家さんが集まって経営しているお店で、
自分たちが生産した厳選のコシヒカリ、地場食材を使っておにぎり、お惣菜を作って販売しています。

注文を受けてから握る為、おにぎりは握りたてのホカホカ!
お米の熱で薫る海苔の匂いがなんとも食欲をそそります。
おにぎりの具材は10種類以上あり、価格帯は100~180円位。

私のおすすめ具材はかぐら南蛮味噌。
かぐら南蛮というのはピーマンに似た肉厚の唐辛子のことで、爽やかな香りと程よい辛味がホカホカのご飯とベストマッチ!
かぐら南蛮も長岡市山古志村の特産物で地場産!

受託試験デモ等でパルメソを訪れた際は、MSE試験で脳を満たし、おにぎりで胃を満たして帰るというのはいかがでしょう?

MSEでわかることは色々、おにぎりの具材も色々

>>人生の迷い人 藤井

少し役に立つこと:基材金属と塗装の密着度合いの可視化

「密着度合いを繰り返し性良く測りたいけどMSEはできる?」とよく相談されます。
密着度合いと言ってもその意味は十人十色?MSEでの界面領域の強さデータを喜んでもらった事例の紹介です。

〇問題点
下地と塗装の界面から剥がれることが多い。
例えば1μm厚などの界面強さを評価することができれば高速に開発を進めることができる。
表面から基材まで一気に強さの分布が測れるMSE試験に期待しています。
と依頼をされました。

〇試 験
サンプル:密着性の違いそうなサンプル
界面領域の強さ変化を詳細に捉えるために、深さ0.2μm程度ずつ連続した強さ分布を測定。

〇結 果
界面部は塗膜よりも弱いことがわかり数値化できた。→その差1.5倍。
弱い界面部の厚さに差があることがわかった。→その差2倍。
塗膜内部の強弱分布の程度の差がわかった。

などなど、塗装のような薄い材料表面から界面、基材までの強さの差や厚さの比較数値が得られたと大変喜んでいただきました。
下地処理と焼付けの条件がポイントかも・・・
早く強い界面を実現して、劣化評価に進みたいと。
お役に立てて良かったです。

【参考になる試験事例】
・自動車塗装プロセス違いの検証
https://palmeso.co.jp/mse/car-coating/

>>パルメソの炭治郎 石附尚

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