TOPメールマガジン Vol.087 栃尾のあぶらげ/衝撃試験は材料の何を測っているか

Vol.087 栃尾のあぶらげ/衝撃試験は材料の何を測っているか

DATE:2023.11.09
Category:メールマガジン

<本号の話題>
◆思いつくままに:栃尾のあぶらげ
◆少し役に立つこと:衝撃試験は材料の何を測っているか
 
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 コラム: 思いつくままに
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<栃尾のあぶらげ>
 
パルメソのある長岡市の中心部から車で20分ほどいくと
上杉謙信が幼少期に過ごしたといわれる栃尾地域があります。
この地域の名物が「栃尾のあぶらげ(油揚げ)」。
「栃尾揚げ」「ジャンボ揚げ」などとも呼ばれていて、
通常の3倍くらい大きくて厚い油揚げです。
 
普通の油揚げと同じように焼いて鰹節とネギをのせて
醤油で食べるのも美味しいですが、
キムチをのせたり、厚みがあるので横にスライスして納豆を挟んだり、
煮物にしたりと美味しい食べ方がたくさんあります。
そのなかでも私のお気に入りの食べ方をご紹介します。
 
栃尾のあぶらげを真ん中から開き、表を上にして並べます。
玉ねぎのスライス少々ととろけるチーズをたっぷりのせて
トースターで焦げ目がつくまで焼きます。
海苔をちぎってのせ醤油をかけて出来上がり。
チーズがあぶらげによく合って美味しいです。
 
現在栃尾地域には16店舗のあぶらげ店があり、
お店によっては出来立てをその場で食べることができます。
お取り寄せもできますので是非ためしてみてください。
 
>>Mrs. イエローラベル
 
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 コラム:少し役に立つこと
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<衝撃試験は材料の何を測っているか>
 
衝撃試験は尺度がエネルギー単位で、
代表的なものはある高さから錘を自重落下させて試験片の
破断に使われたエネルギーを算出するシャルピー衝撃試験があります。
引張や硬さ試験は力の単位であるために長時間力を加え続けると
試験片に加わるエネルギーが積算されクリープ現象が起こり、
よって時間一定に管理した試験になります。
衝撃試験はエネルギーが一定のため時間管理は必要ありません。
試験片は規格化されていて試験片中央にノッチという溝を入れて
一定のところから破壊が始まるように設計されています。
 
セラミックスのように衝撃に弱い材料や衝撃荷重の加わる部材等の
強度を評価するには必須な試験法になります。
用途は材質間の比較、材料内部の欠陥の影響、疲労脆化、
材料の均一配合や分布などの因果関係から採用までの評価に使われています。
また、破断面観察から有用な材料情報が得られるメリットがあります。
評価の示す内容は高速な荷重印加(衝突)によるエネルギー吸収能や
変形追従速度対応性などになります。
 
試験片は比較的大きいサイズが必要で
多層膜や薄膜及びフィルム等の小さいもの薄いものの評価には適しません。
また、変形能が大きい樹脂やゴムも評価が難しくなります。
薄膜や多層膜フィルムの超精密評価には同じエネルギー尺度の
MSE試験をお試しください。
衝撃力を変えた(試験条件の変更)評価は有効な試験指標となります。
・・売込みでした。
 
○MSE試験ホームページ
 https://palmeso.co.jp/mse/
○MSE試験 技術解説
 https://palmeso.co.jp/mse/td/
 
>>とりあえず親方 松原亨