TOPメールマガジン Vol.086 地元の祭り/曲げ試験は材料の何を測っているか 

Vol.086 地元の祭り/曲げ試験は材料の何を測っているか 

DATE:2023.10.19
Category:メールマガジン

<本号の話題>
◆思いつくままに:地元の祭り
◆少し役に立つこと:曲げ試験は材料の何を測っているか
 
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 コラム: 思いつくままに
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<地元の祭り>
 
私の生まれ育った場所は「新潟県小千谷市片貝町」ですが
結婚を機に、近隣の長岡市に住むことになって30年になります。
今でも心はまだ片貝町にあります。
 
地元の町名を言うと、片貝町出身でない人達からは
・お祭りすごいよね(いろんな?意味で)
・花火有名だよね(世界一の四尺玉or打ち上げ数15,000発)
・お酒すごい飲むよね(個人差はありますけど、あくまでイメージ)
みたいな流れで言われ、やはりお祭りが有名なんだなと実感します。
 
昨年は3年ぶりに開催された“片貝まつり”(正式名称「浅原神社秋季例大祭」)
復活の狼煙とポスターでも謳っていた通り、
たくさんの願いが込められた花火も無事に打ちあがり、感無量でした。
(花火を見て涙するなんて・・・去年は50歳の節目の年だったからかな)
今年はなんと俳優?の江口洋介さんも来ていて花火を奉納(打ち上げ)されたんですよ。
 
片貝町は人口4,000人ほどの町で人口は減ってきていますが、
お祭り当日になると、町のメイン通りが人で埋めつくされるほどに
なってしまいます。
(本当に歩きにくく、人混みをすり抜けるの表現がピッタリ)
年々、出店の数が減ってきているのは残念ですが
その分歩きやすくはなったなと今年は実感しました。
 
町の場所はというと、パルメソのある長岡市からは
車で20分ほど走ったところにあるので、定時(PM5:30)過ぎに
会社を出ても、花火打ち上げの時間(PM7:30)には十分に間に合います。
ちなみに、お祭りの開催日は曜日に関係なく
9月の9日、10日の2日間に決まっていて、
今年は土日開催で大いににぎわいました。が、
来年度からは曜日を固定しての開催になるとのアナウンスが
花火終了後にありました。
 
誰にでもある地元の祭り。
いつまでも変わらずに続いていってほしいものです。(歳とったかな)
 
>>ダナゾ 佐藤
 
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 コラム:少し役に立つこと
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<曲げ試験は材料の何を測っているか>
 
曲げ試験は規格で決まったサイズの試料(以下ダンベルという)に
曲げモーメントを加えて曲げにくさや破壊強さを測る試験法で
3点曲げや4点曲げ方式があります。
 
3点曲げでは両端を支持してその中央に押し込み荷重を加える方式で
ダンベルを曲げてゆきます。
ダンベル断面には押し込み表面側に圧縮応力が発生し、
反対側には引張応力が発生します。
引張試験はダンベル断面の全面に均一な応力になりますが、
曲げ試験は断面の押し込み側表面に最大圧縮応力が発生し深くなるに
従い小さくなり断面中心深さでは応力が0になる分布となり、
それを超えて深くなると引張応力に変わり反対表面(以下引張表面)に
行くほど大きくなり、表面で引張応力は最大になります。
伸びも引張側表面が最大になります。
 
評価は主に引張表面の応力や伸び及び破壊を評価の対象にします。
規格では押し込み力とダンベル変形量の相関から演算され
弾性限度や破壊点を数値化しますが、この数値は表面の評価といえます。
材料は一般的に圧縮よりも引張が弱く、最表面部に絞った変形や
壊れやすさは実用上も有効な評価方法となっています。
 
曲げ試験の注意点として、
弾性伸びや塑性伸びが大きい樹脂やゴムは大きく曲がっても破壊に至らず、
試験装置の曲げ深さ範囲を超えてしまい試験が出来なことがあります。
また、表面に被膜等表面に異材質があると評価が難しくなります。
そして試験片がフィルム等の薄物はやはり難しいです。
 
薄膜等の表面の精密な強さはMSE試験をお試しください。・・売込みでした。
 
○MSE試験ホームページ
 https://palmeso.co.jp/mse/
○MSE試験 技術解説
 https://palmeso.co.jp/mse/td/
 
>>とりあえず親方 松原亨