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Vol.017 シニアスポーツの予兆と劣化/予期しない表面変質は見るものを迷路に導く

DATE:2020.09.18
Category:メールマガジン

<本号の話題>

◆思いつくままに:シニアスポーツの予兆と劣化
◆少し役に立つこと:予期しない表面変質は見るものを迷路に導く
  

思いつくままに:シニアスポーツの予兆と劣化

怒涛の厄年3年間を終えて、今年43歳になります。
高校生から始めたバスケをいまだに続けています。
若いころは疲れを知らずケガもすぐに治り、バスケだけをやっていれば動くことが出来ましたが、
年々運動能力が下がっていきます。さらに年々ケガの回数が増え、回復も遅れ、疲れもとれず、関節も痛み、衰えの加速を実感してます。

そんな私は、スポーツマスターズ(バスケでは40代以上の国体)という全国大会に新潟県代表として参加しています。
若いころ実業団にいた人など「実績のあるおじさん」が多数いる中に、
高校生からバスケを始めた「何の実績もないおじさん」がしぶとく混ぜてもらっています。

「ケガによる機会損失を避けてより多くプレイする」ことがシニアでは過去の実績を覆す秘訣だと思っています。

筋力や体形の変化・季節の変化など、あまり気づかない小さなところにケガの予兆があって、
その予兆はほぼケガにつながります。
すでに立派なベテランなので「これはケガをするパターンだな」と予兆に気づけるようになってきました。

予兆に気付けるようになったこれからは、事前に対策して少しでも長くプレイできるように楽しみたいです。

2020年9月現在
・身長181cm  ・体重88.5kg
・体脂肪率21% ・脂肪量19kg
・基礎代謝2003kcal
・内臓脂肪レベル12
・アスリート指数84   ・・・内臓脂肪量減らします。

>>ローディー丸山

少し役に立つこと:予期しない表面変質は見るものを迷路に導く

観察・分析時に表面にごみや汚れが付着していることがあります。
少し経験を積むとエリアを変えて観察・分析するなどして峻別ができるようになります。
表面が変質していたらどうでしょう。
環境変化や熱処理及び表面処理はそれ自体が積極的に観察・分析の対象ですが意図しない変質、
すなわち試料作成時の変質はその峻別は難しく、観察者を惑わせる要因になるかもしれません。

加工することは大なり小なり変質が伴います。
削る、磨く、切る、洗う、などの技術を使いその手法は機械的、化学的、電子エネルギー的などが
ありますがいずれもそれなりの変質を伴います。
変質の有り無しの判定は観察・分析の感度または分解能よりも低ければ察知できません。
仕上げの目標は装置の感度に合わせてレベルを決める必要があり、
高感度や高分解能になるほどに変質に対する対応は難しくなってゆきます。

具体的な変質の発生を見ると機械的な研磨やポリッシングでは
強い力では結晶格子の変形や熱変質があり弱い力では原子レベルの格子変形が考えられます。
化学エッチングなどでは化学反応による材質変化や表面下内部までの分子切断やエッチングが考えられます。
電子やイオンエネルギーの場合はエネルギーの量が少なくても
エネルギー密度が原子を引き離すほど高く熱反応で酸化や化学反応による変質が発生します。
それぞれの手法は変質層を少なくするための開発が進んでいます。

PERET研磨は粒子と水を混ぜたスラリーを空気圧で加速して投射研磨します。
使う粒子は1μm以下でエネルギー密度はポリッシングと電子エネルギー研磨の中間にあたり
変質層はかなり小さく特に熱や化学反応はほぼありません。
また研磨速度もそれなりに早くなります。樹脂やゴムの前処理には大変重宝されています。
頭の片隅に入れておいて何かの時は思い出してください。
https://palmeso.co.jp/peret/

>>とりあえず親方 松原亨 でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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