TOPメールマガジン Vol.005 文化の融合?/[急]PERETの可能性

Vol.005 文化の融合?/[急]PERETの可能性

DATE:2020.06.10
Category:メールマガジン

本号の話題

◇思いつくままに:文化の融合?
◇少し役に立つこと:[急]PERET(ピーレット)の可能性

コラム:思いつくままに

<文化の融合?>

そばにはいろいろな種類があります。
つなぎが違っていたり、つなぎを使わない十割そば、
食べ方もいろいろあり、ざるであったり、大根おろしをかけたりといろいろあります。

この新潟県 魚沼地方にも有名なおそばがあります。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、それは「へぎそば」になります。
ざるそば同様に「へぎ」という器に盛られた「そば」という意味になります。

この「へぎそば」には特徴があり、つなぎにフノリ(布海苔=海藻)を使用している。
そばの盛り方が、全国的にも珍しい織りの目に模した並べ方をしているとなります。

この地方は織物の産地でもあり、
織物の緯糸(よこいと)をピンと張るために使用していたフノリをつなぎに使用したことにより、
滑らかなそばとなり、それにより独特な並べ方につながっていると言われています。

「織物文化」と「そば文化」の融合なのかな?

古くからこの地方は、そばの栽培は行われていましたが、小麦の栽培は行われていませんでした。
そのため、つなぎにはフノリ以外にも、山ごぼうの葉、自然薯などがあるそうです。
つなぎの違うそばを味わってみるのも面白そうです。

私はこの「へぎそば」が好きです。
フノリから生まれる滑らかな「そば」ののど越しはなんとも言えません。

長岡駅ビルに「へぎそば」を食べさせてくれるお店(小嶋屋)があります。
出張の折など、立ち寄てみては如何でしょうか。

>>赤い車のチャンチャンコ 中林浩一

 

コラム:少し役に立つこと

<[急]PERET(ピーレット)の可能性>

分析前処理装置PERET(ピーレット)を身近に感じて頂く、メルマガ三部構成[序 破 急]の最終回は急=Questionということで

[急]PERET(ピーレット)の可能性 と題して
「どんなものを加工しているの?」という疑問に応えるべく新しい加工を実感して頂ければと思います。

今回は展示会などで掲示・配布している資料には掲載されていない最新事例の一部をご紹介します。

1.結晶基板+エピキャピタル成長層の界面観察
[課題]

  • 難削材のため、加工が難しく成功率が低い
  • 同一素材のため、界面を認識しにくい
  • 外注加工の場合、加工位置を指定できなく失敗しても費用が発生

[PERETの効果]

  • 切削力の高い粒子を使用すれば、加工時間が短縮され失敗も少ない
  • 界面を顕微鏡で観察できるほど、加工部がハッキリしている
  • 加工面を電子線投射で確認してもダメージ量が少ない
  • 転位の傾向が分析できる
  • 加工が簡単で、広範囲に加工でき加工位置も自分で決められるため、
    得られる情報が多く、分析に要する時間が短縮できる
  • 装置購入費用は、外注加工10回分程度で回収が可能

 

2.フィルムに塗布された極薄インキ層のFT-IR分析試料作成
[課題]

  • フィルム追従性を優先させるため、インキ層は非常に脆く厚さ1μm
  • スポット径がφ10μm程度は必要
  • 下層との移行状態を分析するため、20倍以上の拡大率が必要

[PERETの効果]

  • 脆い材料でも分析ができる状態で加工できる
  • 組成変質なく加工できる
  • 角度治具を使用することで100倍以上に拡大できる
  • 容易に極薄インキ層を拡大できるため、移行状態も分析できる

 

3.ゴム内部のフィラ分散状態の観察
[課題]

  • 弾性材料の為、機械的研磨ではダレ・めくれなどの組成の変質が起きる
  • イオンビーム加工では、材質の変質が起きる
  • 変質を抑えた加工条件では、加工時間が長くなる

[PERETの効果]

  • 大きめの粒子を使用すれば、2時間程度で25μmの深さまで加工できる
  • 組成変質なく、フィラの分散状態が観察できる
  • フィラが浮彫りの状態で確認できる(初めて見ることが出来たとの声でした)
  • FT-IRで未加工面と比べても材質の変質が起きていないため、正しい分析が可能

その他の事例は、メルマガで徐々にご紹介していきます。

展示会配布資料や事例集はお問い合せ下さい。
https://palmeso.co.jp/peret/contact/

お気づき頂けましたか?
「序 破 急」は完全に
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」に倣って書いてみました。

PERETも試作機から数えて現在皆様にご使用いただいているバージョンが第3世代です。
様々なご要望を頂いて「3.0+1.0」になるように、新しい用法でバージョンアップさせていける2020年にしたいと思っています。

>>ローディー丸山

PERET(ピーレット)
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PERETのお問い合わせ、ご相談は
https://palmeso.co.jp/peret/contact/

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