TOPメールマガジン Vol.002 たまたま、偶然、/変わった分析試料の前処理研磨

Vol.002 たまたま、偶然、/変わった分析試料の前処理研磨

DATE:2020.05.20
Category:メールマガジン

本号の話題

◇思いつくままに :たまたま、偶然、はからずも
◇少し役に立つこと:変わった分析試料の前処理研磨

コラム:思いつくままに

<たまたま、偶然、はからずも>

弊社のあるここ長岡の大花火大会は日本三大花火の一つです。

日本一の大河 信濃川を会場に開花幅2Km以上にも及ぶ
超ワイドスターマインフェニックスや、直径約650mに広がる大輪正三尺玉などなど、
毎年8月2日・3日の二日間で100万人以上の皆さんが観覧される大花火大会です。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大を起こしてはならないと、今年は中止となりました。
とても残念です。でも当然の中止だと思います。

昨年は、たまたま、偶然、はからずも8月2日に来訪されたお客さまと観に行きました。
観覧席に着き、夕日がゆっくりと西の山に隠れ、観覧席を囲む提灯が浮かび上がる頃になると、
いよいよ大花火大会の始まりです。

初めに、「慰霊と平和への祈り」が打ち上げられ、長岡空襲で亡くなられた方々への慰霊と復興を願う思いで見上げる花火(10号3発)です。
その5分後に、いきなりナイアガラ超大型スターマインが視界に入りきらない高さ・大きさで容赦なく上がり続けます。

これを観たお客さまは、
「す すごい! フィナーレですか?でも始まったばかりですよね。でも、これフィナーレですよね???」と。

もちろん、その後の目玉のプログラムのフェニックスや正三尺玉にもとても感激していただきました。
私にも、とても嬉しく楽しい時間になりました。

来年の8月2日・3日は、月曜・火曜です。
たまたま、偶然、はからずも長岡に来られてはいかがでしょうか?

               パルメソの炭次郎 石附 尚

コラム:少し役に立つこと

<変わった分析試料の前処理研磨>

4年前から弊社の得意技術である、材料の強さを精密に測る「MSE試験」の応用を広げたいと考え、色々なところに調査に伺いました。
企業様の開発部署、大学の研究室、国立研究所などです。

MSE試験は破壊試験で
その方法は、微粒子の投射を基本技術としていることから、
・精密加工に使える。
・洗浄に使える。
など、多くのご意見を頂きました。

でも、市場性や他では真似できない「モノ」としてなかなかピンとくるものがありませんでした。

そこで、何か困っていることはないかを聞くことにしました。

ある大学では
「SEMやTEMを持ってはいるが、試料づくりには高度な技能が必要で、学生に技能の継承が出来ず装置が遊んでいる。研究にも支障が出ている。」
との声が聞かれ、

ある国立研究所では
「分析装置はあるが、試料づくりが面倒なので外部の試験サービスを使っている。」
との声を聞くことができました。

ここで私は、ピンとくるものを感じました。
基本技術である、超微粒子投射でのナノメートル研磨はぴったりなのではないのか?

でも、不安もあります。
・試料の研磨面が平坦にできないこと。
・僅かな粗さがあり、鏡面研磨ができないこと。

試行錯誤のすえ、
変わった発想で分析試料の前処理研磨をする装置【PERET/ピーレット】が誕生しました。

特徴もかなり変わっています。
 平坦でなく鍋底状に研磨されため、斜め研磨ができる。
 研磨面の内に、材質の違いがあっても、それぞれに研磨が進行する。
 上記により材質違いが浮き彫りにされ、クリアな画像が取得できる。
 誰でも簡単に、自動で研磨できる。

今後、数回にわたり「変わった発想で分析試料の前処理研磨をする装置(PERET)」を紹介します。
気にかけておいてください。

               とりあえず親方 松原 亨

PERET(ピーレット)
https://palmeso.co.jp/peret/
PERETのお問い合わせ、ご相談は
https://palmeso.co.jp/peret/contact/

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

メールマガジン購読希望の方は下記からご連絡をお願いいたします。
メルマガ登録はこちら