エージング効果特性

エージングは「結果としての強化」と「結果としての劣化」の2面性を持っております。熱・光などの外部エネルギーが加わることで材料内部に反応が発生し、時間とともに機械特性が変化することを積極的に使うことをエージング効果とされています。

エージングが100%完了することは材料が高度に安定した状態を示し、行き過ぎると劣化につながる場合もあります。最近の材料開発は高機能・高強度を目指して結晶などののち密制御や複合化が進み、結果としてエージングを積極的に使う傾向になってきています。

その結果、エージング度合をより精密に試験できる方法や材料の分布やバラツキを精密に特定する方法が求められています。開発された材料が実用化されるにはその材料の適正エージングレシピが不可欠です。

レシピに書かれる分析手法には科学的なものと機械的なものがあり機械的特性を感度よく精密に試験する方法の1つにMSE試験があります。材料を表面からエロージョンさせながら深さ方向の強さ分布を数値化し、エロージョンプロファイルの形状や表面粗さから材料の均一性などを観察情報として取得できます。このような試験データはマクロ強さ試験に加えてミクロまでを保証または解析することを示しトレーサビリテーの一助になります。

エージング効果特性の試験事例