Vol.020 走るラビットの話/樹脂部品の寿命評価を高速にするには

本号の話題

◆思いつくままに:走るラビットの話
◆少し役に立つこと:樹脂部品の寿命評価を高速にするには

思いつくままに:走るラビットの話 #バイクで綴ろう その2

☆秋だ!バイクだ!コラムに綴ろう!
3週間にわたって 小林→バーバラ→石附 とバイクをテーマに
コラムのリレーをお送りします。第2週のバトンはバーバラです。

<走るラビットの話>

小林からバトンを受けた私のバイク小話、愛車ラビットスクーターと過ごした日々を綴りたいと思います。

その昔、私が東京でヒッピーファッションをキメていたころ、
駒沢通りだったか井之頭通りだったかに(記憶もおぼろげ)店前の歩道までガラクタがはみ出た
超個性的なタケウチモータースというバイクショップがありました。
毎日ベルボトムの裾をなびかせ自転車で店前を通り過ぎるうちに
そのガラクタの中に、私の愛車となるラビットを見つけました!

聞くと富士重工製の半世紀も前のスクーターとのこと、
お店のじいさんになんとか整備してもらってそれから都内をあちこちと毎日一緒に走り回りました。

変わった見た目のラビットはどこへ行っても自慢でした。
ベスパとよく比較されますが、それとは違った昭和風情を感じるデザイン。
ポンポンと音を立ててよく走りましたがトラブルも多く、
エンジンが止まるたびに安全な場所まで押して歩くのですが、鉄の塊なので、重くて、重くて。

ショップのじいさんは愉快な人気者で、
「サービスだよ」と勝手に整備してくれたり(魔改造)
冬には電気ポットで温めたオレンジジュースをくれたり(激甘)

いいことも大変なこともありましたが全部が楽しい思い出です。

新潟に移る際にラビットともじいさんとも離れてしまいましたが
骨董品のようなあのラビットが今もどこかで走っているといいな。
じいさんのお店はもうないかも知れないけれど…
どなたかタケウチモータースのその後をご存じの方いらっしゃいませんか?

走るラビット ラッキーセブン~♪(当時のCMソングより)

次週は石附へバトンを渡します。どんなバイク話が聞けるでしょうか。

>>総務のバーバラ

少し役に立つこと:樹脂部品の寿命評価を高速にするには

「多くのアイディアから沢山の水準の寿命評価したいと思っても
時間と費用の制約があるし、絞るしかないかぁ・・・」
そんな時、お役に立つかもしれないMSE試験の事例です。

〇お問合せ内容
屋外で使われる樹脂部品の寿命評価は、長期間の耐候性試験後に
表面のマイクロクラックなどによる白化の程度で評価しています。
MSE試験で初期の劣化から寿命までの強さ変化を捉えることで
高速なスクリーニングの仕組みを作りたいと依頼されました。

〇試験
サンプル:劣化防止剤などの処方が違う材料を、複数の耐候性試験法で、
耐候性試験時間300h~2000hまでのサンプル。

表面から内部の強さが未劣化の強さと同じになるまでのトータル
試験深さ約100μmの連続した強さ分布を、計測分解能1μm程度で取得。

〇結果
・耐候性試験時間300hでも強さが変化していることがわかった。
・表面のみが顕著に弱くなるもの。表面が弱く、深くなるにつれて徐々に本来の強さに
 近づいているものなど、材料違いで劣化が進展する様子が違うことがわかった。
・耐候性試験の方法毎の劣化の程度に違いがあることがわかった。

「短時間でのスクリーニングができることがわかって良かった。
多くのアイディアの水準を短時間で評価できるので、開発の効率を30~40%程度アップできるかも。
寿命を長くする処方や、使用する現地の気候に合った耐候性試験方法も模索していきたい。」
と、喜んでいただきました。お役に立てて良かったです。

【参考になる試験事例】
・熱可塑性樹脂の劣化診断
https://palmeso.co.jp/mse/case-42/

>>パルメソの炭治郎 石附尚

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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