有機コーティングの材料配合比による強さ変化

試験したコーディングの情報

項目

主材料

水準

系列A 主材質の違い

UV硬化型クリヤコート

軟質材・中間材・硬質材

系列B 硬化剤配合量違い

2液型アクリルウレタン

硬化剤配合量の割合 少 0.2:標準 1:多 2

系列C 光重合開始剤添加量違い

UV硬化型クリヤコート

重合開始剤添加量の割合
0.02・少 0.05・標準 1・過多 2

基材 PC-ABS 膜厚15~20μmで統一

処方によって強さがどのように変化する?

2種類のMSE試験を行い 各結果から MSE resistance (g/μm)を計算してプロットした。

  • 横軸は ミクロスケールでの材質自体の強さ
  • 縦軸は マクロスケールでの靱性・疲労耐性

A 主材質の違いによる変化

主材質が変わると横軸が変わる。
本材質は縦軸も変化する。

B 硬化剤配合比による変化

主材質が同一でも硬化剤の配合比で横軸が変わる。このことは硬化剤との反応で材質自体が変わっていることを示す。また、硬化剤が多いほど靱性が向上している。

C 光重合開始剤添加量による変化

開始剤添加量を変えても横軸はほぼ変わらない。このことは開始剤の添 加量に関わらず主材質はほぼ変化していないことを示す。 また、添加量過多での靱性低下は、添加量に適正値があることを示す。

他の試験結果との比較

  1. 鉛筆試験とスチールウール試験に相関はなく、それぞれが別の評価軸である。
  2. MSE試験と他2つの試験にも明確な相関はなく、別の評価軸である。
  3. 鉛筆試験やスチールウール試験では見えない差を、MSEでは評価することができる。