有機コーティングへの適応

  1. 異なる基材(PMMAとPC)
  2. 膜厚(6,9,11μm)で作成された
    同一材料のハードコートの試験結果を示す。

1. 基材違い【AとB】の膜強さ比較
MSE試験では基材の強さに関わらず、 膜の強さが一定である。
⇒ 基材の影響を受けずに膜だけの強さを高分解能で測定している。

2. 膜厚違い【B,C,D】の膜強さ比較
膜厚が異なっていても膜は同じ強を示す。
⇒ 膜厚の影響を受けずに膜表面〜界面まで 強さを分解して表示することができる。

用途

材料評価:開発品のスクリーニング、ベンチマーク
膜内部の強度分布調査:硬化度分布・多層膜分布
界面部強度変化の調査:界面密着性評価
プロセスによる変質評価:製造プロセスの評価、実使用環境における劣化分析
不良解析:良品と不良品の比較から不良原因を特定

他の試験法との違いは?

鉛筆試験と比較してみました。
鉛筆硬さは、
1、膜厚が厚くなると硬くなる。
2、基材が硬いほど硬くなる。
⇒ 膜と基材まで含めた機能(変形しにくさ)を評価している。

それに対し、MSE試験は膜厚や基材の影響を受けません。
⇒ 膜そのものや基材そのものを評価している。

試験結果の一覧表

エロージョン率はどんな強さ?

粒子単位質量(g)での除去量(μm)がエロージョン率(μm/g)。
これは 1μm削るのに必要な仕事(∝ g/μm) すなわち “材料のエロージョン耐性”の逆数 である。
⇒壊れるまでに必要な“仕事”が大きい材料ほどエロージョン率が小さくなる傾向がある。
有機材料の場合弾性率が大きい(又は 伸びが小さい)ほど 弱くでる傾向。

エロージョン率ランキンググラフ