自動車塗装プロセス違いの検証

プロセス違いによる塗膜の機械的特性をあらわにして性能を比較する

【サンプル1】
WET-ON-WETは着色ベース層の焼付け工程を短縮してクリア層を塗り重ねた後に焼付けした工法です。

【サンプル2】
各層塗布毎に焼付けを行い硬化させてから次の層を塗布した工法です。
※ 膜構成、塗料の種類は全て同じ。

MSE試験で強さ分布を可視化

試験結果:WET-ON-WETは、着色ベース層とクリア層がスムーズに接続している

サンプル1:クリア層と着色ベース層の界面部は、耐摩性と靭性の両方ともサンプル2に比べて強さに変化がなく密着性が良い、または剥離しにくいものに仕上がっている。

サンプル2:着色ベース層を焼付けしたことより、着色ベース層表面 が弱く、その後強くなっている。急激な変化は応力が集中しやすく密着性に対して不利になる。

まとめ

塗膜の連続した強さ分布からWET-ON-WETプロセスは、 高速・低エネルギーの上、更に塗装品質も向上することが判明した。